おはようございます!
昨日はパームスプリングスには珍しく、24時間雨が降り続けました。こういうことは年に1週間もないと思います。
今朝は打って変わって快晴!空気が澄んでいるので、家中の窓を全開にしています。
でも今日のPGAは霧でサスペンド。サンディエゴは昨日の低気圧の影響から抜け出せてないみたいです。
だからというわけではないのですが、先週PGA Westで行われたHumana Challengeの写真、遅ればせなからアップしますね。
今年は風もなく素晴らしいお天気に恵まれた大会でした。空が蒼い!
土曜と日曜にぶらっと観戦。仲良しのLinda(この人はPGA Westのクラブチャンピョンです。それもずーーーっと)がチケットを用意してくれて、車も止めさせてくれて、しかもブレックファストにも招いてくれました。なんたる親切!
この大会の間、PGA Westに住んでいる人のおうちには、たくさんの友達がやってきて、ブレックファストからパーティーになるおうちもたくさんあるみたいです。Lindaのお宅は、パーマープライベートの11番フェアウェイ沿い。並んだおうちの方たちも、みんなパティオでカクテルパーティーしながら観戦していました。
この大会は土曜日がカット。
パッティンググリーンで石川遼選手がパット中。
ピンクのパンツね。
この日すでに順位はかなり下で、カットは難しい位置にいたのですが、それでもたくさんの日本人ギャラリーが来ていました。
中には日本から来た方も。お話すると、「こんなにギャラリーが少ないなんて、日本じゃありえない」とおっしゃっていました。日本のツアーでは、彼のグループには2重3重の人垣ができるのだとか。この日は多いといっても30人くらい。
石川選手は大会3日間、ルーカス・グラバーと回っていました。
体のサイズは、大人と少年、っていうくらい違う。雰囲気もやはりそんな違いがありました。ルーカス、めちゃくちゃ大人の男の色気があるんですよ、これが。素敵すぎる。すっかりファンになっちゃいました。
石川選手は予選落ち。残念でしたね。昨日もサンディエゴで予選落ちでした。
大変失礼なのですが、なんだかひとり浮いているというか、溶け込んでないなという感じがしました。
実は朝、クラブハウスから出てレンジに向かう彼に、いろんな人が声をかけていたのを少し離れた場所で見ていました。日本人ファン、すれ違ったアメリカ人。でも一切返事しないし、相手の目も見ない、無表情で通り過ぎる・・・すごく、違和感がありました。日本のツアーって、これが普通なのかな?アメリカでは、まあ、道ですれ違った人とも挨拶する国ですから、選手たちもみな歩きながら気さくに挨拶したり微笑んだりするわけです。同じタイミングでフィルミケルソンが歩いてきたのですが、みんなに「フィル!」って声をかけられても、いちいち微笑んで「Hi」と返事をするわけです。
石川選手に頑張って!と声をかけたという日本人の方は、すごくがっかりした、とおっしゃっていました。
集中してるの、わかりますが、優勝争いに絡んでいた選手たちも皆ファンに声をかけられたら何かしらのリアクションをしているので、すごく浮くんですよね。
この土曜日に、7アンダーでまわり上位に浮上したべサンムンもティオフ前に見ましたが、なんだか楽しそうで、ずっと力が抜けてその場に馴染んでいるように見えました。
これまで多くの日本人選手がアメリカのツアーに参戦してきましたが、本当に容易なことではないと思います。私たちのように、ただ永住するだけでも、言うに言われぬ苦労があるけれど、彼らはそれと同時に毎週毎週移動して、戦っていかなければならない。
そんな中で長く愛され活躍していけるのは、この地に根をはって、ゴルフ界だけでなく、アメリカというコミュニティーに溶け込んでいくことができる人ではないかと思っています。
宮里藍選手がこれほど多くの選手や大会関係者、一般アメリカ人に愛され、尊敬されているのは、そうした点ではないかと思うのです。
今回観戦して思ったことは、トーナメント観戦がエンターティンメント性も持ってきている、ということです。
最終日、パーマー17番、崖の上から打ち下ろしのショートホール。
グリーンを取り囲むようにスタンドが建てられて、大盛り上り。一箇所はバーになっていまして、みんな飲みながらですからそれは楽しいですよ。
この他にも、18番のティーグラウンド脇にはビールメーカーの特設スポーツバーが設けられたり、会場の一角では、子供向け、大人向けの様々なイベントがあったりコンサートがあったり、巨大ウォッカバーがあったり(幸せ!)。
ゴルフの観戦だけでなく、そこにいることでいろんな楽しみ方ができる。今回は本当に満喫しました。