人気ブログランキング | 話題のタグを見る

森のきのこのスープ - ママのレシピ

母の日をはさんで、お友達の家でのポトラック(お料理を持ち寄ってのパーティー)があったり、別のお友達がお食事に来たりと、少し忙しくしていました。
アメリカに来てから、お料理熱はますますあがって、DCに住んでいた頃は、ほとんど毎日誰かしらお食事に来てくださって、メニューを考えるのが楽しみでした。
パームスプリングスに来てからはそれほどお客様が多くはなくなりましたが、そのかわりアメリカ人の友達が増えて、誰かの家でポトラック、ということがずいぶん増えました。
そんな時、何を作っていこうか、結構悩みます。
お魚や甲殻類は食べられない人が少なくないし、自分の食べたこともないものは試したくない、という人もいる。だからあまりストレートな和食・・・あじのたたきの骨と頭がついたのとか、はもってのほか・・・なんて作れないけど・・・は、よほどの和食好きの集まりでなければ避けてしまいます。

土曜日は、いつもより品数多く、洋梨とゴルゴンゾーラ、くるみをエンダイブにのせたサラダ、スープ2種、それにクリームコロッケを持参しました。
スープは、ヴィシソワーズと、「森のきのこのスープ」。
写真を撮りそびれたのですが、この「森のきのこのスープ」は、びっくりするほどみんなに好評で、レシピを教えて!と頼まれました。
英語に訳す前に、ここにもレシピをのせてみようと思います。

***森のきのこのスープ******
材料 (4~6人分)
オリーブオイル 大1
玉ねぎ薄切り 50g
リークス 50g
にんにく(つぶす)1かけ
きのこ(色々何でも。出来たら乾燥ポルチーニを戻して加える。戻し汁はとっておく)400g
トマト(皮を剥いて種をとり、ざく切り)2個
マッシュルームブロス、またはチキンブロス 1リットル(チキンコンソメキューブで代用可)
生クリーム 100cc
トリュフオイル(オプショナル)

浮き身用にイタリアンパセリかチャイブのみじん切りと、トマトコンカッセ(皮を剥いてみじん切り)、お好みでクレームフレッシェなど。

作り方
1)鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りを出したら、玉ねぎ・リークス・きのこを、順にそれぞれ水分がなくなるまでよくソテーする。(きのこを加えてからは中強火) さらにトマトを加えていためる。
2)ブロスとポルチーニの戻し汁を加え、30分煮て、すべてがやわらかくなったらミキサーにかけて目の細かいシノワ(ざるでもOK)でこす。
3)鍋に戻し、生クリームを加え軽く火を入れて、濃度と味(塩こしょう)を調える。少しどろっとしているくらいがよいみたい。
4)サーブする際、浮き身とともに、トリュフオイルを2,3滴たらす。

と、これだけなのですが、きのこの水分が飛ぶまでに、少し時間がかかります。ミキサーを回す際、熱いと吹き出しますので、少し冷ましてから。
アメリカには「クリーム・オブ・マッシュルーム」というスープがありますが、このスープはトマトが入っているため軽い酸味もあり全く違った味わいです。きのこの香りと味わいが存分に楽しめるはず!
実はこれは元は母のレシピです、その元は母が通っていたホテルのお料理教室から。子供のころからずっと、母の味なのです。でも、自分で作るようになってから、日本では少し高価だけど、こちらではもう少し身近なポルチーニや、仕上げのトリュフオイルを加えるなど、少しずつ「私の味」に変わってきました。
ただ、きのこの種類は日本にはかないません。きのこが大好きな私は時々こちらのスーパーにもあるまいたけやシメジなどを買っていますが、日本にはもっともっと色々なきのこがありますよね。羨ましい!!!

そうそう、以前アメリカ人ばかりのパーティーに持っていって喜ばれた日本食は、「おいなりさん」でした。あの甘くてしょっぱい味がなんとも病み付きになるそうで、初めて食べた人もいて大好評。アメリカ人って、一般的にちょっと子供っぽい味覚?・・・・マヨとかクリームなんかも大好きだし・・・・きっと鮑の肝、なんて大嫌いだろうな・・・・・。

スープとは何の関係もありませんが、ナナの寝姿です・・・
森のきのこのスープ - ママのレシピ_e0167046_7382513.jpg

by holeinone72 | 2009-05-13 07:40 | レシピ